本当の花嫁修業(18R)その2
2、デボラ編
すごく、デボラ×フローラ(女同士)です。
デボラがフローラを襲ってる小説です。
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家に帰れたら、真っ先に会いたかったのは実の姉だった。
姉・デボラは自分のことをよく面倒みてくれた。
私がからかわれたりするといつもかばって強がって、喧嘩をふっかけては相手を泣かし、父が相手の親に謝ったりしたものだった。
――強くて美しく、まっすぐな、自慢の姉。
サラボナに帰ってきて目に入ったのは派手に着飾った姉の姿だった。
おかえりなさい、と余裕たっぷりな微笑を返す姉は別人のようで唖然としてしまった。
ストレートの髪を大輪の花と共に高く結って巻き、豊満な肉体を余すところなく見せ付けるワンピースを身につけ、大人の色気を醸し出すきつめの目…
サラボナと修道院でばかり暮らしてきたフローラはいままでこのような女をみたことがなかった。
「ね、ねえさん…」
上から下まで舐めるようにこちらを見て、姉は目を合わせてきた。
「あなた、花嫁修業してきたのよね」
「ええ…」
「その成果を見せてちょうだい、夜にあたしの部屋に来て」
成果とはなんだろう、フローラは何を持ってゆけばよいのかと困った顔で自室に帰っていった。
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コンコン。
ドアを叩くと、許可する声が聞こえた。
フローラはゆっくりとドアを開く。
ギィ、と立て付けの悪そうな音が鳴って扉は開いた。
「なんで本なんて持ってきてるのよ」
デボラはベッドの上であぐらをかいて座っていた。
フローラの持つ聖書に目を留め、目を細める。
「花嫁修業って心がけのことですから」
フローラは当たり前のことを返すが、デボラは手を振った。
「そんなのそこにおいといて、こっちへいらっしゃい。
本当の花嫁修業は習わなかったのね、フローラ」
ベッドの側まで来ると、デボラに手を引かれる。
引かれるままにベッドの上に膝をつくと、姉が顔を覗き込んできた。
「男を喜ばせる、それが本当の花嫁よフローラ…」
「喜ばせる?」
「まずは練習よ。あたしを楽しませてみなさい」
言うが早いかデボラはフローラを押し倒した。
驚いたフローラはデボラの腕を押し返そうと力を入れるが、元々喧嘩の強い姉の腕力にはかなわない。
「ねえさん、いったいなにをす…きゃっ!」
フローラの背中に手を回したデボラが、指先で器用に腰紐を外したのだ。
デボラの指がフローラの服の中に入っていき、胸の膨らみを摘んだ。
「やっ、ねえさん、どこさわって」
「練習よ」
肩から腰にかけて、ワンピースの上半身部分を下ろしてしまうと、デボラは両手でフローラの胸を揉み始めた。
デボラが胸に顔を近づけ、ぴんと張った突起に舌を這わせると、フローラは背中がぞくっとするのを感じた。
「や、やぁ…」
「男と女がどうするのか、知ってるでしょ…。
そのとき困らないように教えてあげるっていうの」
ぺろ、とデボラの舌が紅い唇を舐める。
その妖艶さが美しい魔物のようで、フローラは恐ろしくなった。
「ねえさんは間違ってる…っ」
「うるさい子ね、世の中になにが正しいとかはないのよ」
デボラはフローラを押さえながら枕にかかっていたタオルでフローラの口を縛った。
口を開かせてタオルを横に通し、歯でかませる。
頭の後ろでタオルを縛ってしまうと、フローラは唸ることしかできなくなってしまった。
「んー!んーんーッ!」
「いいこだから」
頭を撫でる感覚は昔と変わらないのに、姉は昔にはなかったことをしようとしている。
フローラは信頼と恐怖の狭間で悲鳴をあげた。
デボラがフローラの胸を吸う。
口が胸の相手をしている間、手は腹から足にかけて軽く撫でるように動いた。
足の間に手を滑り込ませると下着を取り去り、股間を上のほうへ揉むように手を動かし、残った指で滑る部分を突いた。
フローラが涙目を浮かべて訴えるのを、楽しそうに鑑賞してデボラは続けた。
桃色の肉を掻き分けて、長い指が小さな突起に触れる。
フローラがびくりと体を震わせると、その反応を面白がって、デボラは突起をちょんちょんと突いた。
慣れてきたのを確認すると、肉を持ち上げ、指で突起を捏ね始めた。
「…ッ!んッ!」
フローラの抵抗する腕を長い足で押さえ込み、フローラの足をVの字に開いて腕で押さえた。
「もーっとかわいくなって帰ってきて…男にやるのがもったいないくらい…」
デボラはフローラの秘所が濡れているのを確認すると、自分の開いた足の間を重ね合わせた。
腰を動かすと、二人の粘液が触れ合う音が鳴り、デボラの顔を火照らせる。
もっと重ね合わせようと、デボラはフローラを横向きにさせ、フローラの片足を抱きかかえた。
こすり合わせるたび、ねちゃねちゃと音が聞こえ、デボラが満足げに息を吐く。
「ずっとこうしたかった…」
姉の豹変振りにフローラは何も言うことができなかった。
修道院で花嫁修業として、まるで手術のように何かをされたが、姉は違う。
「あんたはずっとあたしのもののはずなのに…」
ひとしきり秘所を重ね合わせ、満足したのかデボラは足を離した。
フローラはやっと終わったのかとほっとしたが、それもつかの間、秘所に細いものが差し込まれたのを感じた。
「はぁ…フローラ…!」
デボラは大きく舌を使ってフローラの股間を舐めた。
フローラは生理的な衝撃に身を震わせた。
「あん…かわいい…フローラ…」
執拗に小さな蕾を舐め続けると、フローラが声にならない悲鳴を上げる。
下半身から神経に響く生理的な振動に耐え切れず、フローラは首をのけぞらせた。
「こんなに汗かいて…うふ、ふふふっ…」
その晩、デボラは日が昇るまで飽きることなくフローラの体をいじり倒した。
フローラはそれ以来、姉の部屋を一人で訪れることを嫌がったという。